酸素ルームとは

酸素ルームとは

酸素ルームとは、部屋の内部を、私たちが普段生活している環境よりも酸素濃度が高い状態、かつ、気圧が高い状態を人工的に作り出す設備です。
機能としては、酸素カプセルと ほぼ同じですが、酸素ルームは室内が広く、室内で座ることもできるため、中でお休みになるのはもちろん、読書、映画鑑賞など、いろいろな使い方が可能です。
通常私たちが生活している環境は、酸素濃度は21%、気圧は1気圧ですが、酸素ルーム内は、酸素濃度28%、1.3気圧となります。
酸素ルームを利用すると
どんな効果が期待できる?
酸素カプセル、酸素ルームを利用することによる効果は、以下の項目が挙げられます。
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疲労回復(肉体疲労、眼精疲労、精神的疲労)
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血行改善
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肩こり、冷え性改善
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集中力アップ
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ケガの早期回復
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二日酔いからの早期回復
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美肌・アンチエイジング
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睡眠障害改善
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認知症の予防・改善
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ダイエット効果
引用元:
なぜ、経営者や医師は酸素カプセルを使うのか?
東京都市大学客員教授 医学博士 工学博士
藤本幸弘著
ワールドネットインターナショナル製品カタログ、技術資料
なぜこのような効果が
得られるのか?
通常の環境よりも高気圧、高濃度酸素の環境にいると、私たちの体内ではどのようなことが起こるでしょうか?
これを順序立てて解説していきます。
血液中の酸素濃度が高くなる
酸素ルームに入ると、最初に起こる変化は、血液中の酸素濃度が高くなることです。
私たちが呼吸し、肺から取り込まれた酸素は、血液中の赤血球に含まれるヘモグロビンという物質と結合し、血管を通り、体内へ運ばれて行きます。
加えて、酸素ルームへ入ると、血液中に直接溶け込む、「溶存酸素」の量が増えます。ここがポイントです。
赤血球と結合した酸素は、血管を通り、体内へ運ばれるわけですが、赤血球の大きさが7ミクロンと大きいため、体内の隅々まで行きわたる毛細血管の中では、赤血球が移動しにくくなります。
こうなると必然的に酸素も十分には行きわたらなくなります。
よって、毛細血管の隅々まで酸素を運ぶためには、血液中に直接溶け込んだ溶存酸素に頼るしかありません。
現代は酸素不足の時代
現在、私たちが生活する環境では、酸素濃度は約21%です。
ところが、わずか130年ほど前の明治時代の酸素濃度は24%、400年前の江戸時代は、26%、数億年前の恐竜時代の酸素濃度は実に35%あったといわれています。
赤血球の中のヘモグロビンで運べる酸素の量には、上限があり、足りない分、毛細血管の先端部への酸素供給はは血液中の溶存酸素で補います。
しかし現代は、慢性的な酸素不足の時代ですから、溶存酸素が不足してくるわけです。
溶存酸素を効果的に
供給するのが
酸素ルーム・酸素カプセルです
酸素ルームや酸素カプセルは、このような慢性的な酸素不足となっている現代人に、効果的に溶存酸素を供給します。
酸素ルーム内では、酸素濃度が約28%に保たれるのと同時に、気圧も通常時の30%増しである、1.3気圧に加圧しますので、液体である血液中へ溶け込む酸素量が増加します。
溶存酸素が増えると
何がうれしい?
血液中の溶存酸素が増えると、毛細血管の隅々まで、酸素が行きわたります。
すると、どのようなことが起こるでしょうか?
毛細血管の隅々まで溶存酸素が行きわたると、毛細血管を形成する細胞にも十分な酸素が供給されます。
これにより、毛細血管の弾力性が増し、更に毛細血管も広がり、血管が元気になるわけです。
毛細血管が元気になると、血行・血流が改善します。
血行・血流が改善によるうれしさの代表例は、冷え性や肩こりの改善があげられます。
効果の感じ方には個人差がありますが、多くの方から、酸素ルームに入ると、手足の先までポカポカと温かくなると報告いただいております。
脳は大量の酸素を
欲しがっている
血行改善により、毛細血管の隅々まで酸素が行きわたることは、私たちの脳にも変化をもたらします。
脳は、体重の2%の重さしかないにも関わらず、呼吸した酸素の実に25%を消費します。
脳の隅々に酸素が行きわたることで、集中力がアップします。
また、定期的に脳に十分な酸素を供給することで、脳梗塞や認知症の予防にもつながるといわれています。